「文化庁メディア芸術祭」に行って、なめこをストローで吸いまくり。

文化庁メディア芸術祭」に行ってきた。


これは面白い。面白すぎ。
いろんな作品がある中、一番人が集まってるのはインラタクティブアート。
目で見て楽しむだけじゃなくて、自分で試してみて五感で楽しむ作品がいっぱい。
アートも「体験」と「ユーザ参加」の時代か。
どの分野でも今後の大きな鍵となるキーワード。


インタラクティブアートの中でも一番の衝撃はこれ。
まさか「喉」まで刺激されるとは。


Conspiratio(コンスピラチオ)

作者は「ストローで食物を吸うときの感覚」というユニークな食感に着目し、「空気の圧力」「ストローの振動」「吸引するときの音」という3点の現象に着目することで、無駄のないデバイスを完成させた。アート表現としてみた場合、ややエンターテインメント性が強いが、今まで個人的な経験でしかなかった食感を他人と共有できる客観的な感覚にした点がすばらしい。「気もちいい」「気もち悪い」という感覚を共有できるということは、新しい芸術表現のメディアになりうる可能性がある。

前にテレビで見て凄くやってみたかったんだけど、まさかここで体験できるとは。


機械に刺したストローを吸うと、実際に空気圧と振動と音によってリアルな感覚が。
「カレーライス」「フォアグラ」「キャビア」「納豆」「なめこ」などなど、
普通ストローで吸わねーだろ、というものまで吸える感覚が体験できてしまう。
一通り吸ってきたけど、もうなんだろうね、この感覚は。


じゅるる・・・ッッ
じゅるじゅじゅ〜る・・・ッッッッ


す、すごい。
もちろん口の中には何も入ってないんだけど、実際に吸い込んでる感じは確実にする。
すんげえ不思議。これを体験できただけでも行った甲斐があった。


ああ、なめこを飲み込んだ感覚が、まだ喉に・・・



それにしても「感覚の共有」は非常に興味深い。
「思考の共有」はインターネットで現実化してきているけど、「感覚の共有」までは出来ない。今後いかに実現し、そこから何を生み出すのか。まだまだ無限の可能性があるよなぁ。ワクワク。