ユナイテッド93

9・11の映画、と聞いたので、
リック・ルードっぽいヒゲ面ニコラス・ケイジが出てるやつか。
と思ったら違った。(あれは『ワールド・トレード・センター』か)


有名俳優を使わず、無駄な演出を省き、管制官など本人が演じ、
証言を元にハイジャックをリアルに再現。
かつてないほどリアリティあふれる映像。
物凄い緊張感と臨場感。
ラストシーンは鳥肌が立った。


これは怖い。


あまりに「リアル」っぽく見えすぎるのが怖い。


ドキュメンタリー風の映画はどうにも警戒してしまう。
なぜこれほどリアルに、このような映画を作ったのか。
完全なフィクションよりも、作る側の意図を強く感じざるを得ない。


同じような印象で「エレファント」を見たあとも
なんかしっくりこなかったな。


なんというかリアルさというよりも、映画の力に対する恐怖というか。
まぁとにかく違和感はあるものの、このリアリティは見るべき価値大あり。