生活スタイルとかメディアとか

ちょっとメモ

家のなかでリビングというのは家族が時間や話題を共有するための場所です。家族構成といってもいろいろあるでしょうけど、そのなかでテレビが果たす役割と特徴というのが

・ 複数人数で共有しやすい

・ 日常的に「ながら利用」ができる

・ どうでもいい話題を垂れ流しで提供する

という、この3点。もちろんこれは「テレビはリビングに必須だ」ということを意味するわけではなく、「これらの役割がリビングに必要だ」という意味ですが、これを代替するものはまだありません。

リビングねぇ。と思ったらちゃんと書いてあった。

ちなみに「テレビいらない」というひとの多くはおそらく独身者(もしくは独身者的生活者)であり、彼らにはそもそもリビングがない(家族がいない)だろうということを考慮すべきです。つまり「場所」という点から考えると、一概に「若い人たち」といっても二種類あるということです。そしてリビングのない彼らに必要なのは個としてのツール、PCや携帯なのです。

で、これを考えるとやっぱり「テレビいらない」人は増えてくるだろう。

35歳で独身というのは、もはやそう珍しいことではありません。これは戦後の日本を象徴してきた「核家族」という言葉が、もう10年もすると死語になることを意味します。「一人暮らし」が日本で最も標準的な世帯の姿になるからです。

そもそも生活の型自体が変わってきていると。
生活スタイルが変われば、必要となるメディアも変わる。

ここでまた場所について考えます。PCを

・「コミュニティという場所」への接続手段
として考えると、日頃コミュニティへの接続が少ないひとは接続手段としてPC(携帯でもかまいませんが)を必要とするのではないかと思えてきます。つまり日常生活のなかに「コミュニティの場」への接続がない、そういう場に接していないひとほどPCを必要とするのではないか。

そういう意味で、PCはそのなかに「コミュニティという場所」へと接続できるものを強力に内包しない限りは、いずれ携帯電話の脅威に直面することでしょう。

携帯の脅威はもうすぐそこまで。

10代の生活スタイル。これが"次世代"か。ゲェー、モバ超人。