長谷川等伯「松林図屏風」

1/28まで東京都国立博物館の国宝室で公開されていた
長谷川等伯の「松林図屏風」が素晴らしかったなぁ。


余白、間が絶妙すぎ。
屏風だからそれなりに大きいんだけど、
実際のサイズ以上の空間の奥行き、広さを感じる。


この吸い込まれるような空間の感覚はどこかで体験したなぁ・・・


と思ったら、直島の南寺にあるジェームズ・タレル
「Backside of the Moon(バックサイド・オブ・ザ・ムーン)」
暗闇に薄っすらと光が現れてくるあの感覚。
直島で、というかタレルで「体感するアートの面白さ」の面白さにハマったからなぁ。
それと同じような印象を水墨画から感じるなんて。
光を放っていない水墨画なのにタレルを越えて輝く「松林図屏風」
日本美術は奥深い。そして現物を見るのはやはり良い。
今年ももっと日本画を攻めるかな。