神シミュレーション!?「spore」デモ動画

B3 ANNEXさんのところで知った、ウィル・ライト本人による「spore」デモ動画


あの「シムシティ」の生みの親が作る待望の新作はやっぱり凄そうだ。
デモ面白すぎ。
ただし、なんか違和感が。

講演で取り上げられた「Spore」が、惑星系に様々な介入をしながら、生態系をシミュレートし、知的生命の誕生を誘い、最終的には文明を発展させ宇宙に旅立つという壮大なコンセプトであるゲームであることもあり、宇宙の誕生や恒星系の形成、はたまた宇宙における知的生命体誕生に関する可能性など様々な最新理論を織り交ぜながらコンセプトメイキングとリサーチのプロセスを語っていった氏の講演は、終止、笑いと喝采の絶えない講演であった。

生物をデザインするところからはじまり、
火を与え、道具を与え、建物を与え・・・


違和感はこれか。
デモを見る限り、与えてばかり。「介入」だらけ。
ある程度介入しつつも、もっと自然の偶然性かつ生物の自発的な進化を楽しむようなゲームになるのかと思ってたんだが。


進化シミュレーションというよりは、神シミュレーションだな、これ。
すべてが思いのまま。偶然性ほとんどなし。すべてが神のデザイン通り。
のようなゲームに思えて仕方ない。
けど世の中すべてが神の思いのままなのか?そんなもんじゃないだろう。という俺の思いがこの違和感なのか。
俺が神様だったらサイコロで遊びまくりたいところなのに。
まぁこのデモだけじゃまだまだわからないけども。


(追記)

去年、この記事ではじめて「spore」の存在を知り、タイトルにもあるように「進化シミュレーション」だと思ってたが、再度読んでみるとウィルライト本人がちゃんと説明してた。

ウィル・ライト氏:このゲーム全体としての目的の1つは、コンピューターを使って現実世界を丸ごと把握する空恐ろしいほどの感覚を味わってもらうことだった。これはドラッグが引き起こす突然目の前が開けてくる感覚に非常に近いものだ。「何てことだ、われわれは銀河の中の1粒子にすぎないのか?」というような感覚。

どうもしっくりこないのは、この感覚だ。なるほど意図した通りか。