マイケル・ケンナ展と世界報道写真展2006

今日で最後だったマイケル・ケンナ展へ。

真っ白な中にほんのり浮かび上がる空と海のグラデーション。
まるで水墨画のよう。
静寂の中に現れる自然と人工物の絶妙な構図が見事。


実物は小さい写真なのに、包み込まれるというか、引き込まれる。
生で見てこそ味わえる感覚。
最終日に見れて良かった。


ついでに、

目を背けたくなるほどの痛ましい現実。
これ以上ないほどの悲しい目、悲しい表情。


そんな中に、ニヤリと笑ってる若いアメリカ兵の写真。
・・・一番怖いって、これが。
あの不気味な笑みと冷たい目がなぜか一番印象深い。


あと気になったのが、写真のレイアウト。
奥のほうが詰まって移動できない。何であんな並べ方なのか。
なんとかしてください。

「ピープショウ」なるものとそのデジタル版が面白げ。