ザ・サーチ Googleは神様か。それとも、ピッコロ大魔王か。
前半はインターネットと検索の歴史。歴史書としてもかなりの価値あり。アルタビスタ、Go2.com、そしてGoogleが生まれる過程が興味深い。ペイジもすごいが、ビル・グロスすご。
後半はGoogleの現状と問題点と今後の展望。後半も非常によくまとまっていてわかりやすく、今後を考えていく上でも大変参考になる。
一番気になったのは、Googleの抱える問題点かな。
当たり前のことでは「Dont' be evil(邪悪にならない)」をあえて掲げなければならないほど、邪悪になってしまう可能性といろんな問題がGoogleを取り巻いているといえなくもない。人、金、情報、国。あまりに大きくなりすぎたためか抱える問題も大きい。
内部統制が一番大変そうだ。おそらくペイジは純粋に全能を目指そうとしてるんだろうが(それこそGoogle信者の思い込みか)、内部統制がうまくいかずに万が一経営上の方針の違いから創業者ペイジが追放されるようなことがあったとしたら・・・
そう、神とピッコロ大魔王が分裂したように・・・っっ
はたして今後、Googleは全知全能の神様になれるのか。それともピッコロ大魔王になってしまうのか。
こんなんじゃダメですか。
- 作者: ジョン・バッテル,中谷和男
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/11/17
- メディア: 単行本
- クリック: 76回
- この商品を含むブログ (229件) を見る