やりすぎ若冲 緻密な技術と大胆な発想

「花鳥ー愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉」
第4期に続き、最終となる第5期に行ってきた。
今回展示されている絵画はここでチェック。

またしても奇想を堪能。若冲、ほんとやりすぎ。



「老松孔雀図」
若冲ぐらいじゃないのか、こんな真っ白い孔雀描くのは。
ちょっとやりすぎ。


「芙蓉双鶏図」
上から下から凄い角度でガン垂れまくる鶏。
どこから顔出してるんだ。やりすぎ。


「薔薇小禽図」
この薔薇はやばい。
凄い密度で凄い数の薔薇がほぼ全部こっち向いている。
綺麗さと気持ち悪さ、ギリギリのところ。
それぐらい攻めてくる若冲。だいぶやりすぎ。


「群魚図(蛸)」「群魚図(鯛)」
これは一転して、かわいらしさ爆発。
鱗や模様、吸盤などディティールを物凄いリアルに丹念に描いているけど、
全体としてなんともいえぬかわいらしさ。子蛸キュート過ぎ。
このイラスト感というかデザイン感に
なんとなく、R-TYPEの海ステージすら思い出す。
かわいくないはないが。
ということで、YouTubeR-TYPEを探してみたら、
とてつもないスーパープレイが。

いろんなゲームのスーパープレイがあるが、
その中でもこれは凄いんじゃないか。
つーか別にR-TYPEまで紹介しなくていいんじゃないのか、俺も。
ということで、何事もやりすぎは素敵です。


「紅葉小禽図」
いよいよ最後の一枚。
これで最後かと、紅葉もあいまって感傷に浸って・・・
と思ったけど、どうにも単純に穏やかな気持ちでは見せてくれない。
やっぱり葉っぱの描き込みっぷりと変な枝ぶりが凄い。


いやー、ここ数ヶ月でいろいろ見たけど、若冲よかったなぁ。
緻密な技術と大胆な発想。
ほんとにわかファンだが、若冲の魅力にすっかりはまってしまった。


昨日でプライスコレクションも終わっちゃったし、
「花鳥ー愛でる心、彩る技〈若冲を中心に〉」も
5期で終わりなので、近場では見る機会が当分なさそうだけど、
今後も要チェック。

ザ・プライス・コレクションザ・プライス・コレクション
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