これが増長キングだ

月刊 紙の爆弾 2006年 10月号 [雑誌]月刊 紙の爆弾 2006年 10月号 [雑誌]

鹿砦社 2006-09-07
売り上げランキング : 16259

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

紙の爆弾』を読んだ。

漫画家界の増長キング「グラップラー刃牙」「飢狼伝」などで知られる人気格闘漫画家 板垣恵介の実態を暴く

これについては昨日書いたように藤巻十三的な変態っぷりに期待したが、
やはりというかなんというか、
自分をオーガかと勘違いしているかのような性と暴力の話。
悲しすぎるまでの男ぶり。
というか雄。喰らいつつも足りぬ雄。


オレは一人じゃ足りないだの、編集者にデリヘル嬢を手配させて3Pだの、
女性漫画家Yが愛人だの、居酒屋でレイプだの
編集者の妻を寝取るだの、とにかく雄度高すぎ。


詳細を書くのは控えるが、つまりその24時間
ヤッてやるさ・・・・・・・ッッ
開始まってんじゃん性行為。


その他気になる部分をちょっとだけ紹介。
理不尽に編集者にブチ切れるエピソード。
グラップラー刃牙」の研究本(磯野家の謎みたいなヤツ)を見せられた際に、

板垣は、その研究本を素手でビリビリに引き裂き、床に叩きつけた。
(中略)
「なぜ、作者である俺がこんなにも怒っているのに、
お前は一緒になって怒らないんだ!お前も怒れ!引き裂け!」

といってみんなで破ってフンハフンハ踏みまくり。
そこまで板垣を怒らせた
『「グラップラー刃牙」の研究本』ってどの本なのだろうか。
探したけどそれらしい本見当たらないな。俺も破りたい。


あと、刃牙連載打ち切りの危機。

ちなみに体育会系で鳴らすA書店では、編集部と板垣の間で揉め事があり、
殴り合いの事件に発展した。
当時、「グラップラー刃牙」はA書店一番の売り上げを誇っている漫画
だったが、怒り心頭に達した編集者は「連載は打ち切り、板垣の全ての
本を絶版にする」と断言した。

体育会系で鳴らす秋田、ってのもなんか凄いけど。
いつ頃なのか気になるところ。
死刑囚編だったらもっと早く終わってもよかったのに。


結局、営業側の反対で打ち切りにはならなかった模様。
お蔭様で今でも無事連載中。


しかし「餓狼伝」掲載雑誌が次々と廃刊に追い込まれていくのは
まさか、なんて思ってしまったりもする。


さらに『実話マッドマックス』の表紙イラスト。
毎号、板垣先生の力作がコンビニで一際注目を集めている。
この表紙1枚の原稿料が破格の70万円らしい。
(本文中には「劇画」とあったが、正しくは「実話」マッドマックス)

実話マッドマックス 2006年 10月号 [雑誌]実話マッドマックス 2006年 10月号 [雑誌]

コアマガジン 2006-09-07
売り上げランキング : 180267

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ということで何とも言い難いけども、
板垣先生には「強さ」とは何かを改めて考えさせられました。